気持ちが大切ということを心得たい葬儀のマナー

2017年03月31日
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仏式の葬儀の場合、亡くなった人とのお別れには焼香を行います。遺族や親族から順番に行いますが、自分の番になったときには香炉の手前まで進みます。そしてそこで一礼して祭壇の前に進みます。親指、人さし指、中指で抹香をつまみおしいただきます。

そして抹香を香炉にくべた後合掌します。合掌が済んだら1歩下がり、僧侶と遺族に一礼します。以上がひととおりの順序となります。また、会場によっては座ったまま香炉が回ってくることもあります。この場合は香炉を膝にのせ、抹香つまんで押しいただきます。

そして香炉は膝においたまま、それに手を添えて、片方の手だけで合掌します。そして隣の人にには両手で香炉を渡します。以上が一般的な葬儀のマナーとなりますが、抹香をつまむ回数やつまんだ抹香を香炉へ入れるときなどの作法は宗派によって違います。抹香を香炉へ入れるときにつまんでおしいただかない宗派もあります。しかし、大切なのは故人やその家族に対する気持ちです。宗派とは違う作法で行ったからといって失礼にあたるということはありません。抹香をつまむ回数に細かくこだわる必要はなく、心からの気持ちを込めて1回ということでも良いとわれています。また抹香ではなく線香による焼香もあります。この場合の線香のあげ方も宗派によって異なります。線香を立てないで横にする宗派もあるそうです。線香の場合はろうそくの火で線香に火をつけて、消してから香炉に立てます。この際のマナーは火を消すときに口で吹き消さずに手をあおぐなどして消すということです。ひととおりのマナーを事前に把握した後いちばん大切なのは気持ちだということだけは忘れないようにするべきでしょう。



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